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室内協奏曲 (ベルク) : ミニ英和和英辞書
室内協奏曲 (ベルク)[しつないきょうそうきょく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しつ, むろ]
 【名詞】1. greenhouse 2. icehouse 3. cellar, cell
室内 : [しつない]
  1. (n,adj-no) indoor 2. inside the room 
: [うち]
 【名詞】 1. inside 
: [きょう]
  1. (n-suf,n-pref) cooperation 
協奏曲 : [きょうそうきょく]
 【名詞】 1. concerto 
奏曲 : [そうきょく]
 (n) (abbr) sonata
: [きょく, くせ]
 【名詞】 1. a habit (often a bad habit, i.e. vice) 2. peculiarity

室内協奏曲 (ベルク) : ウィキペディア日本語版
室内協奏曲 (ベルク)[しつないきょうそうきょく]

室内協奏曲()は、アルバン・ベルクが作曲したヴァイオリンピアノのための協奏曲。
== 概要 ==
オペラヴォツェック』完成後の1923年から作曲が始められ、師アルノルト・シェーンベルクの50歳の誕生日である1924年9月13日を目指して作曲が進められたが間に合わず、1925年7月に仕上げられた。ベルクは、自身の40歳の誕生日である同年2月9日付の公開書簡において、この曲はシェーンベルク及び自身の誕生日、そして二人の20年に渡る友情を祝ったものだと述べている。初演は1927年3月19日ベルリンにおいて、ヘルマン・シェルヘンの指揮で行われた。
無調で書かれており、音列による作曲技法が使われているが、十二音技法はまだ導入されていない。作曲にあたっては『抒情組曲』などと同様にベルクの私的要素が密接に関連しており、音名象徴の活用や数秘的な思考など、様々な意図が込められている。また、ベルク自身が上記の公開書簡においてシェーンベルクの『セレナード』からの影響について言及している。
「3」という数が重要な意味を持っており、全3楽章からなり、シェーンベルク、ベルク、アントン・ウェーベルンの3人の名がモットーを形成し、ピアノ、ヴァイオリン、管楽器群という3群で編成されている。またシェーンベルクの50歳と関連した「5」も重要な数字で、冒頭のモットーは5小節からなり、第1楽章の変奏は5回、また第2楽章のリズム動機は5つの音から構成されている。そして、3×5から得られる15は、総楽器数と等しい。
1935年にベルクは、第2楽章をピアノ、ヴァイオリン、クラリネットという編成のために編曲している。これはベーラ・バルトークの『コントラスツ』やイーゴリ・ストラヴィンスキーの『兵士の物語』室内楽版と同じ編成である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「室内協奏曲 (ベルク)」の詳細全文を読む




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